カテゴリ:ボディワーク



マニュアルメディシン · 13日 1月 2020
 これらのエクササイズをするときは、あせらずゆっくりと、余計な力を抜いて行いましょう。エクササイズの前に、まず仰向けに寝て、体中の力が抜けるか試してみましょう。ほんとうに力が抜けると、腕や足が重くて動かない感じがします。誰かに持ち上げてもらうと、放されたときにバタンと床に落ちます。力が抜けない人は、ここにあるエクササイズをする前に力が抜ける練習をする必要があります。  息を詰めず、特別の指示がない限り呼吸しながら行います。10回を上限に繰り返しますが、質より量で、ポイントをしっかり意識しながら行いましょう。そしてその動きをゆっくりと味わいます(気持ちを集中させます。  クレイグさんの指示はもっと細かいのですが、シンプルにまとめました。名前は私がつけています。詳しく知りたい人は著書をぜひ購入されることをお勧めします(muscular retraining for pain-free living)。

松ぼっクリ通信 · 17日 10月 2019
すなわち「力を抜く」とは、なめらかにハンドルを回し、絶妙のタイミングでアクセル・ブレーキを踏むことと考えるとわかりやすいと思います。

自彊術(じきょうじゅつ)  やはり大正時代に中井房五郎という人が考え出したのが自彊術です。この人は一種の天才治療家(今でいう整体に近い)で四国で鳴り響く存在でしたが、子供のころ神隠しに会ったときに神仙から治す力を授かったとうわさされたり、マーケティングもじょうずだったのかもしれません。...

すこし日本のものも取り上げてみます。大正時代に長井律(わたる)という人が、自身の脳梗塞後遺症と闘うために編み出したのが真向法です。

ヨガには哲学のような宗教のような部分もありますが、ここでは純粋にボディワークとみます。

スポーツクラブなどで行われ、おしゃれなイメージのあるピラティス。ところがヨーゼフ・ピラティスは第1次世界大戦後のドイツ陸軍で体育教練をしていた人です。世界恐慌のあおりを受けてアメリカに移住した後、独自のトレーニング法を進歩させました。

トレーガ―・ワークはなかなかわかりにくいボディワークです。ミルトン・トレーガ―は、フロリダの砂浜でアクロバットをして喜ぶ健康美にあふれた少年でしたが、郵便配達夫やプロボクサーになった後、なんと中年になってからメキシコの医学部に入り、卒業後はハワイのホテルドクターとして働きました。

一般にロルフィングの名で知られているのがStructural Integrationです。創始者のアイダ・ロルフは女性の生化学者でしたが、からだの構造に重力が与える影響を考えて独特のボディワークを編み出しました。

モーシェ・フェルデンクライスは、物理学者でしたが、ヨーロッパで柔道を始めた草分けの一人でもありました。柔道で痛めたひざを治す方法を探るうちに編み出されたのがフェルデンクライス・メソッドです。

ボディワークとは自分で行ったり、ときには他者の力・手助けも利用しながら、からだのくせ・望ましくない動きのパターンを取り除いていく体操・練習法です。もちろん医療ではありませんが、一部はリハビリテーションやスポーツ医学にも応用可能です。